独学で日商簿記1級に挑む人のおすすめ教材ランキング

工業簿記

工業簿記も1級問題となると、商業簿記と同様、問題から解答を導くまでに時間がかかる科目です。ですから、やはり同じ時間に解く原価計算を先に解いてから、取り組むことになります。

過去の工業簿記の出題傾向

第126回 直接原価計算+全部原価計算
第125回 標準個別+理論
第123回 標準原価計算
第122回 予算編成
第120回 準原価計算
第119回 理論+部門別計算+差額原価概念
第117回 標準原価計算
第116回 差異分析+勘定記入

工業簿記は計算プラス文章理解力を強化して挑む

最近の傾向では、標準原価計算の出題が多いので、まずマスターしておきたい論点です。

標準原価計算、個別原価計算、複数基準配賦法など、それぞれの計算方法の特徴をしっかりと理解した上で、応用できる力をつけることが、日商簿記1級の工業簿記得点ポイントです。

計算力+読解力が合格の分かれ目

簿記業務ですから、間違いなく計算する力はむろん必要です。ただし1級問題の場合はそれだけでは不十分。計算問題の内容を素早く読み取る力も強化しないと、いくら電卓能力が高くても、時間内に問題を解くことは難しいと思われます。可能でしたら、第98回あたりから徹底的に過去問題に接し、読み取りのスピードアップをはかりましょう。

工業簿記は、財務会計である商業簿記とは処理方法が異なる上、独自の専門用語も使われるため、製造業に関わったことのない独学受験者にとって未知な部分があり、最初は苦手意識を持つ方もいるでしょう。ですが、工業簿記の問題は実践に沿っているためか、その場のシチュエーションが頭に浮かびやすいと私は感じました。

必要な基礎知識を蓄えながら、ドラマを読み解くように問題の読み取り力も同時に鍛えていくよう意識して勉強すると効果的です。

工業簿記の例題とかんたん解説

工業簿記の過去問題を例にあげてみます。

<第116回・第2問・問1>

仕損費の処理方法の問題です。「当工場の製造間接費予算には正常仕損費予算が含まれている」という点から、間接経費として処理します。